スキンケア・マッサージ

アロマトリートメントの効果

アロマトリートメントとは
マッサージによるリラクセーションだけでなく、エッセンシャルオイルによるスキンケア効果、コリや疲れを癒すための方法をいいます。表皮細胞の細胞分裂のベースが低下を防ぎ、皮膚を長持ちさせるのに精油は大いに効果があります。それは精油に細胞の自己再生活動を促進する作用があるためです。精油は皮膚を透過するので、市販の化粧品よりはるかに活躍してくれるでしょう。

キャリアオイル
アロマトリートメントは、エッセンシャルオイルを肌に塗っていくのですが、エッセンシャルオイルは原液をそのまま肌に塗ることはできません。そこで、エッセンシャルオイルを適切な濃度にまで薄める基材として用いるのがが「キャリアオイル」です。

キャリアオイルでの希釈

精油の希釈率
キャリアオイルでの精油の希釈率はフェイス用は1%までの濃度、ボディ用は2%までの濃度というのが推奨される濃度です。もちろんこれより低い濃度でもよいです。特に子供、年寄りや敏感肌の人の場合は精油の濃度を低く ( 希釈率を高く ) してください。

精油の希釈率の計算
精油の1滴は約0.05mlです。20mlの1%は0.2mldatから
精油の量は4滴となります(計算式は、0.2ml÷0.05ml=4滴、割り算でml単位は消去されます。)

キャリアオイルの量 10ml 20ml 30ml 50ml
フェイス用(濃度1%) 2滴以下 4滴以下 6滴以下 10滴以下
ボディ用(濃度2%) 4滴以下 8滴以下 12滴以下 20滴以下


キャリアオイルの種類

スイートアーモンドオイル
アーモンドの種子から採れる透明に近い黄色のオイルです。肌になじみやすくスキンケアでもっとも使われるオイルです。オレイン酸、リノール酸、ビタミンB, Eを多く含みます。保湿効果、エモリエント効果が高く、乾燥による炎症の予防や敏感肌の手入れやベビーマッサージに使用できます。抽出方法はいろいろありますが、冷搾法のオイルを選んでください。


ホホバオイル
砂漠に生えるツゲ科の植物ホホバの種子から採れます。化学的な分類上はオイルではなく、植物性の液体ワックス(ろう)です。人のよく似た成分をしているので皮膚への浸透性もよく、さらりとした感触です。酸化しにくい性質を持ち長期に保存が可能です。使用感がしっとりとしていて、炎症を抑える効果がある為、ニキビなどができている肌にも使用することができます。


オリーブオイル
オリーブの果実から採れるオイルで地中海地方では古くから食用に、化粧用に使用されています。淡黄色な透明なオイルで、肌への浸透性がよく、すべての肌質に合います。皮膚を保護し、保湿効果が高いので特に乾燥肌に向いています。かゆみを鎮め、炎症を抑える働きがあり、皮膚を再生させる作用をもつ、オレイン酸とビタミンEが豊富です。


グレープシードオイル
グレープシードオイルはぶどうの種子から採れるオイルで、透明な淡緑色で精製して無色透明なものもあります。リノール酸やオレイン酸、ビタミンEを豊富に含んでいます。また、さらっとしていて、伸びが良く軽くさっぱりとした感触です。においがごく僅かであるであるため精油の香りを邪魔しない特長があります。
すべての乾燥肌、脂性肌ともに使用でき、かゆみを押さえる働きがあり、肌への刺激やアレルギーも少ないです。グレープシードオイルはワインを製造した後に残る種が原料に使われているので安価です。冷圧搾と表示されているものを購入することをお勧めします。


マカデミアナッツオイル
マカデミアナッツの種子から採れるオイルで淡黄色でかすかにナッツの匂いがあります。脂肪酸組成の80%をオレイン酸とパルミトレイン酸の一価脂肪酸で占め、飽和脂肪酸は17%と低く、高い酸化安定性があり、ほとんど無色、無臭で理想的なものです。マカデミアナッツの脂肪酸には、植物油脂中唯一パルミトオレイン酸が多量に含まれています。パルミトレイン酸は人の皮膚にも多く含まれており加齢とともに失われていくので、老化肌や乾燥肌の人に向いています。またパルミトレイン酸は脳内血管に入り込むことの出来る数少ない脂肪酸の一つとして知られており、脳内血管を活性化させ、脳卒中を予防するといわれています。使用感はやや重たい感じのオイルですが、肌への浸透性もよく、のびがよいためボディトリートメントにも適しています。ややべとつき感が気になる方は、他のキャリアオイルに10程度の割合で加えるのも試してください。酸化安定性があり、長期間保存が可能なことも優れた特長の1つです。

食用オイルとの比較

食用オイルを使用してよいかという疑問
インドのアユールヴェーダにあるマッサージのレシピは古くから伝承されたもので、特に食用、マッサージオイルと区別されたものではありません。食用のオイルでもマッサージに使用可能なものはあります。知識と経験があれば選ぶことはできます。

抽出方法について
オリーブオイル、グレープシードオイル..などなど、圧搾方法でオイルを採取しますが、冷圧搾方法で採取するものを選ぶ必要があります。温度が高いほうがオイルの収量は上がりますが、品質が低下します。このため食用オイルの中にはマッサージオイルとして適さないものもありますので注意が必要です。

精製について
オリーブオイルは液体脂肪酸のオレイン酸のグリセライドが80%含まれていますが、固体脂肪酸のステアリン酸のグリセライドが5%含まれているため低い温度で固まる場合があります、このため化粧用、特にマッサージ用には固体成分を除いたものを使用することが多くなってます。精製によってオイルに含まれる栄養分も取り除かれていることもあります。このため精製しない極めて品質の高いオイルでマッサージしたほうが効果が高い場合もあります。注意品しなければならないのは栄養分が多いオイルのほうがいろいろな物質を含むので、オイルの種類によってはアレルギーなどの反応が出る場合があります。少量を皮膚につけて反応を見てください。



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